私がダイエットを始めた本当の訳

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私がダイエットを始めた本当の訳

私が昨年からダイエットを始めたのは、色々理由がありますが、最も大きな理由は、「父の死」です。

父が命をかけて守ってくれた家族を、今度は自分が守ることになったからです。

2011年に父が肺がんに

2011年東日本大震災の年、地震の影響が少しずつ収まってきた10月。

父が市の健康診断を受診しました。

すると、「レントゲンで肺に影がある」とかかりつけ医院の先生に言われ、近くの総合病院で精密検査を行いました。

CTやMRIなど、1ヶ月近く様々な検査を行いました。全ての検査が終わり、先生から言われた診断が肺の扁平上皮がんのステージⅣ。

よくテレビで、「がんを告知されると頭の中が真っ白になる」と言っていましたが、まさにそれと同じ状態になりました。

一瞬、全身に電気が走ったようなしびれを感じ、何も考えられなくなりました。

家族である私がこのような状態になっているのですから、本人はもっとつらかったのだと思います。

1年半の闘病

がんの告知後、すぐに入院し抗癌剤治療が始まりました。一番最初に行った抗癌剤は副作用もなく、腫瘍が縮小するなど効果がありました。

しかしながら、すぐに肝臓に転移。

二番目の抗癌剤をやることになったのですが、その抗癌剤が体に合わなかったらしく、38.5度以上の高熱が2週間以上続く、口が開けられないほどの口内炎、背中全体が真っ赤になるほどの炎症。

これ以上やっても効果が見込めないと言うことで、途中で抗癌剤治療が終了となりました。

父のがんは、使える抗癌剤の種類が少なく、さらに体力が奪われてしまったために、このタイミングで抗癌剤治療もできなくなりました。

徐々に弱っていく父の姿を見るのはとてもつらかったです。そして、1年半の闘病の末、父は逝去しました。

私は父に守られていた

父が亡くなり、私が喪主となり葬儀を取り仕切りました。その後も、役所の手続きや相続など、様々な手続きを行いました。

父が存命の時は、家のことは全て父が行っていましたが、父が亡くなってからは私が全ての判断をすることになりました。

日々色々なことを判断している中、「私は父に守られていたんだ」と初めて父の偉大さを知りました。

家族を守るためには私が健康でいなければならない

私たちは生きていくために大切にしていることがあると思います。

私の場合は、「家族の幸せ」です。

家族が幸せに毎日過ごせるよう、サポートしていくためには、日々起こる事項に対して、適切な判断ができなければなりません。変な判断をしてしまうと、家族を路頭に迷わせてしまうことにもなりかねないからです。

そのためには、私自身が健康でいなければならないと感じたのです。

生きていればどんな病気になってしまうかは分かりません。いくら気をつけていても、防げない病気もあると思います。しかし、気をつけていれば、防げる病気もあります。であれば、少なくても防げる病気は事前に防いでおきたい。

このページを見ている方の中には、家族を守る立場の方もいると思います。毎日一生懸命仕事をして、家族を養っていると思います。

でも、自分の健康を犠牲にしているとしたら・・・?

毎日忙しいかもしれませんが、少し立ち止まって、ご自身の健康について考える機会にしていただければと思います。