お金のためだけに働くことが苦しくなった時にどうするか?
テーマ : 自分デザイン 8.働くとは?
お金のために働くことを否定しない
毎月の家賃や住宅ローン、食費、光熱費、家族の生活費を考えれば、働く理由として収入を挙げるのは自然なことです。給料がなければ暮らしは成り立たず、将来への備えもできません。
それでも、朝起きるたびに会社へ行くのが重く感じられ、「給料日のためだけに1ヶ月を耐えている」と思うようになると、働く時間そのものが苦痛になってきます。
問題は、お金を目的にすることではなく、収入以外に納得できる条件が何も残っていない状態にあります。
給料が仕事の負担を埋められなくなる時がある
収入は、仕事で使った時間や労力への対価です。ただし、負担が増え続ければ、同じ給料でも受け止め方は変わります。
残業で帰宅が遅くなり、夕食を急いで済ませて眠る。休日も仕事の連絡が気になり、月曜日のことを考えて落ち着かない。
給与明細の金額は変わらなくても、仕事のために差し出しているものが増えれば、「割に合わない」という感覚が強くなります。
✅ 自由に使える時間がどれだけ残っているか?
✅ 仕事を終えた後に体力が残っているか?
✅ 家族や趣味との時間を確保できているか?
✅ 仕事を終えた後に体力が残っているか?
✅ 家族や趣味との時間を確保できているか?
収入だけを見るのではなく、その収入を得るために何を支払っているかまで見ると、苦しさの正体を捉えやすくなります。
仕事に大きな使命を求めなくても良い
お金以外の意味を考えると、「好きな仕事を見つけなければ」「社会へ大きく貢献しなければ」と構えてしまう人もいます。しかし、すべての人が仕事に情熱や使命を求める必要はありません。
決められた時間に働き、必要な収入を得て、生活を安定させる。それ自体が立派な働く理由です。
そのうえで、職場で強い苦痛を感じず、自分の得意なことを少し生かせる、休みを取りやすい、気の合う人が1人いるといった条件が加われば、仕事との関係はずいぶん変わります。
仕事に求めるものは、感動的な目的でなくても構いません。長く続けるためには、毎日の負担を減らす現実的な条件の方が役立つこともあります。
収入と引き換えに失いたくないものを決める
仕事が苦しい時は、「もっと給料が高ければ耐えられる」と考えがちです。けれど、収入が上がっても、睡眠時間が削られたり、家族と話す時間がなくなったりすれば、満足が続くとは限りません。
一度、仕事から得たいものと、仕事のために失いたくないものを分けて考えると、判断の基準ができます。
✅ 生活を維持するために必要な収入
✅ 守りたい睡眠時間や休日
✅ 許容できない残業や人間関係の状態
✅ 仕事を通して得られたらうれしい経験
✅ 守りたい睡眠時間や休日
✅ 許容できない残業や人間関係の状態
✅ 仕事を通して得られたらうれしい経験
この条件が分かれば、今の職場で調整できること、転職するなら確認したいこと、収入を少し下げても守りたいものが見えてきます。
お金以外の価値は仕事の外にあってもいい
働く時間に意味を感じられないからといって、必ずしも仕事の中でやりがいを探し続ける必要はありません。
収入を得る役割は仕事に任せ、充実感は家族との時間、趣味、学び、地域との関わりから得るという考え方もあります。
例えば、仕事を定時で終えた後に運動をする、休日に好きな道具を手入れする、家族とゆっくり食事をする。
その時間を守るために働いていると考えれば、仕事は人生の全部ではなく、望む生活を支える1つの役割になります。
ただし、仕事で心身をすり減らし、仕事以外の時間まで何もできない状態なら、生活全体を支える役割を果たせていません。その場合は、働き方や環境を見直す合図と考えられます。
給料だけでなく暮らし全体で働き方を判断する
働く理由にお金が含まれるのは当然です。ただ、給与額だけを見ていると、時間、健康、人間関係、生活の安定といった条件が後回しになりやすくなります。
1週間の終わりに、仕事を通して得られたことと、負担になったことを分けて手帳へ書いてみてください。例えば、身についた知識、予定どおり確保できた休息時間、強く疲れた仕事や場面などです。
書き残しておくと、今の働き方の良い点と見直したい点を、実際に起きた出来事をもとに確認することができます。
納得できる働き方は、収入の高さだけではなく、その仕事を続けながらどのような毎日を送れるかで決まります。
生活費を得るために働く一方で、睡眠や休息、家族と過ごす時間まで仕事で削られ続けないようにします。仕事以外に守りたい時間をあらかじめ決め、残業や仕事の引き受け方を調整することが、無理なく働き続けるために必要となります。
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