自分に合った働き方を見つけるために書き出したいこと
テーマ : 自分デザイン 8.働くとは?
自分に合う働き方は頭の中だけでは決めにくい
今の仕事に強い不満があるわけではないのに、「このままで良いのだろうか?」と感じることがあります。
通勤中や入浴中に考え始めても、収入、仕事内容、職場の人間関係、家族との時間など、気になることが次々に浮かびます。その結果、何を優先すればよいのか整理できず、結論が出ないまま翌朝を迎えてしまいます。
働き方の迷いがまとまりにくいのは、考える材料が多いからです。転職するかどうかだけでなく、勤務時間、通勤距離、休日、責任の重さなど、比べる条件がいくつもあります。
こうした時は、結論を急ぐより、頭の中に混在している条件を手帳に書き出す方が整理しやすくなります。書き出す目的は理想の仕事を一度で決めることではなく、自分が何に困り、何を守りたいのかを見える形にすることです。
まずは1週間の中で負担を感じた場面を記録する
「仕事が合わない」と大きく捉える前に、どの場面で違和感が出たのかを記録します。
月曜の朝だけ気が重いのか、会議が続く日に疲れるのか、帰宅後まで仕事の連絡を気にしているのかでは、見直す場所が異なります。
1週間ほど、仕事を終えた時に短く記録すると、傾向が分かります。
✅ 疲れが強かった時間帯と出来事
✅ 思ったより苦にならなかった仕事
✅ もう少し続けたいと感じた作業
✅ 思ったより苦にならなかった仕事
✅ もう少し続けたいと感じた作業
嫌だったことだけでなく、自然に集中できた場面も残しておくと、自分に合う仕事の要素を探す手がかりになります。
満足している条件は転職後も残したい条件になる
働き方を変えたい時は、不満ばかりを書きやすくなります。しかし、現在の職場にも失いたくない条件があるはずです。
通勤が短い、平日に休みを取りやすい、仕事の進め方を任されているなど、普段は当たり前になっている利点もあります。
それを書かずに次の仕事を選ぶと、問題は解消したのに、別の不満が増えることがあります。今の環境で満足している点は、次の選択でも守りたい条件として扱うことができます。
1️⃣ 必ず残したい条件
2️⃣ できれば残したい条件
3️⃣ なくても困らない条件
2️⃣ できれば残したい条件
3️⃣ なくても困らない条件
3段階に分けると、すべてを満たす職場を探そうとして動けなくなることを防ぐことができます。
希望ではなく1日の流れから考えてみる
「在宅勤務がしたい」「残業の少ない仕事が良い」と書くだけでは、その働き方が生活に合うかまでは分かりません。そこで、平日の1日をどのように過ごしたいのかを書いてみます。
何時に起き、何時から働きたいのか。仕事を終えた後に、家事、家族との時間、運動、趣味をどの程度残したいのか。具体的な1日にすると、希望が現実の時間へ置き換わります。
例えば、夕食を家族と取りたいなら、終業時刻だけでなく通勤時間も条件になります。朝に集中して作業したいなら、始業時間を選べる仕事の方が合うかもしれません。
職種名から考えるより、望む1日から逆算した方が、必要な条件を見つけやすくなります。
避けたい働き方は受け入れられる範囲まで具体的にする
避けたい条件を書き出す時は、「残業は嫌」「人間関係が悪い職場は嫌」といった大まかな言葉で終わらせず、どこまでなら許容できるかを決めます。
「残業は避けたい」と、ひとくくりにせず、月に数時間なら対応できるのか、忙しい時期だけなら受け入れられるのかを考えます。人と話す仕事についても、会話そのものが苦手なのか、大人数の前で説明する場面に強く緊張するのかを分けてみます。
受け入れられる範囲を具体的にすると、本当は問題のない仕事まで候補から外さずに済みます。
すぐに環境を変えず小さく試せることもある
書き出した結果、今の職場で調整できる部分が見つかることもあります。担当業務の比率を変えられないか相談する、昼休みの過ごし方を変える、資格の勉強を始めるなど、退職する前に試せることがあります。
興味のある働き方が自分に合うか確かめたい時は、副業を少し始める、短期講座を受ける、社内で別の業務を担当するといった方法があります。
実際に経験してみると、その仕事を続けたいと思えるか、今の生活の中で時間を確保できるかを具体的に判断できます。
書いた条件を選択の基準として使っていく
働き方について書き出した内容は、完成した答えではありません。求人を見る時、上司へ相談する時、生活環境が変わった時に読み返すための基準となります。
以前は収入を最優先していても、今は家族との時間を守りたいと考えることがあります。反対に、生活が落ち着き、もう一度難しい仕事へ挑戦したくなる時もあります。
その変化に合わせて、残したい条件や許容できる範囲を書き換えていけば良いのです。
頭の中にあった違和感が言葉になると、今すぐ変えることと、しばらく様子を見ることを分けられます。次の仕事を探す場合にも、雰囲気だけで選ばず、自分が決めた基準と照らして考えることができます。
自分に合う働き方は、職業名を1つ選んで終わるものではありません。毎日の記録から条件を見つけ、試した結果を加えながら、生活に合う形へ調整していくものです。
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