1日の疲れを減らすための時間の使い方を考える
テーマ : 自分デザイン 1.時間管理
予定をこなした量だけでは1日の状態は分からない
同じように忙しい1日でも、夜まで気力が残っている日と、何もしたくなくなる日があります。予定の数だけを見れば違いは小さくても、実際には、その時間が自分を満たしたのか、消耗させたのかが異なっています。
友人と長く話した後に元気になる人もいれば、1人の静かな時間が必要な人もいます。好きな作業でも締切に追われると疲れ、反対に慣れない仕事でも自分で工夫できると手応えが残ることがあります。
時間の使い方を見直す時は、何をしたかだけでなく、その後の自分がどうなったかを見ると判断しやすくなります。
充電される時間は楽な時間とは限らない
充電される時間というと、休憩や趣味が一番分かりやすいと思います。ただ、満たされる時間は、何もせずに休んだ時だけとは限りません。
集中して部屋を片づけた後に気分が整うこともあれば、難しい仕事を終えた後に達成感が残ることもあります。体は疲れていても、「やってよかった」と感じるなら、その時間は気力を回復させる要素を持っています。
反対に、ソファで長く動画を見ていても、見終わった後に焦りや後悔が残るなら、休んだ時間がそのまま充電になったとは言えません。行動の種類ではなく、終えた後の感覚まで含めて見る必要があります。
予定の前後を比べると消耗の原因が見えやすい
疲れる時間を見つけるには、予定の直後だけでなく、始まる前の反応も確かめます。予定を思い出しただけで気が重くなるのか、取りかかるまでは嫌でも始めれば落ち着くのかによって、負担の性質が変わります。
✅ 始まる前から緊張や憂うつがあったか?
✅ 途中で集中できたか、時計ばかり見ていたか?
✅ 終えた後に満足、安心、苛立ちのどれが残ったか?
✅ 翌日まで疲れや考え事を引きずったか?
✅ 途中で集中できたか、時計ばかり見ていたか?
✅ 終えた後に満足、安心、苛立ちのどれが残ったか?
✅ 翌日まで疲れや考え事を引きずったか?
例えば、会議そのものより、準備不足のまま参加することが負担になっている場合があります。買い物が疲れるのではなく、混雑する時間帯や選択肢の多さが原因かもしれません。
人と過ごす時間も相手と状況によって変わる
「人付き合いは疲れる」「1人の方が楽」と決めつけると、自分の反応を粗く捉えてしまいます。気を使い続ける集まりでは消耗しても、話を遮らずに聞いてくれる人との時間では、帰宅後に気持ちが整うことがあります。
1人の時間も同じです。自分で選んだ1人時間は落ち着いても、誰にも相談できずに抱え込む時間は孤立感につながります。
人数ではなく、安心して話せたか、自分の役割を演じ続けていなかったか、終わりの時刻を自分で決められたかが手がかりになります。
1週間の予定に印を付けて傾向を確かめる
スケジュール帳を使って、終わった予定へ簡単な印を付ける方法があります。満たされた時間には「+」、強く消耗した時間には「-」、どちらとも言えない時間には「0」を付けます。
さらに余白へ、理由を一言だけ残します。「自分で選べた」「急かされた」「会話が楽だった」「待ち時間が長かった」などで十分です。
1週間分が並ぶと、同じ種類の予定でも反応が違うことや、特定の曜日に消耗が集中していることが分かります。
1️⃣ 何度でも取り入れたい時間
2️⃣ 条件を変えれば続けられそうな時間
3️⃣ 回数や長さを減らしたい時間
2️⃣ 条件を変えれば続けられそうな時間
3️⃣ 回数や長さを減らしたい時間
この3つに分けると、すべてをやめるのではなく、何を残すかを考えることができます。
消耗する予定は中身より配置を変えていく
避けられない用事でも、疲れやすい予定を続けて入れないようにすると、負担を減らすことができます。
例えば、長い打合せの直後に別の面談を入れず、10分ほど1人で休む時間を取る。集中が必要な作業は、電話や連絡が少ない午前中へ移す。
疲れる予定をすべてなくすことはできません。その代わり、予定を終えた後に休める時間をあらかじめ確保しておきます。
読書、散歩、1人で静かに過ごす時間など、気力や体力が戻る行動も、空いた時間に行うのではなく予定表へ先に入れておきます。そうすれば、忙しくなった時にも休む時間が後回しになりにくくなります。
満たされる時間を知ると予定の選び方が変わる
予定を充電と消耗に分ける目的は、好きなことだけで1日を埋めることではありません。自分が何で回復し、何が続くと余裕を失うのかを知り、予定の組み方を調整するためです。
忙しさが同じでも、充電される時間が1つ含まれているだけで、1日の終わり方は変わります。反対に、消耗する予定が何日も連続しているなら、休息不足ではなく配置そのものを見直す必要があります。
1週間のスケジュールを眺めた時、空いている時間だけでなく、終えた後の自分まで想像してみる。そうすると、スケジュール帳は用事を詰め込む場所から、自分の状態を守るための設計図へ変わっていきます。
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