1日の行動を記録する際は、その時に感じたことも一緒に記録した方が良い理由


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この記事のポイント

1日の行動を記録する時は、その行動だけでなく、その時に感じたことや気づきを書くことが大切です。小さな変化も記録することで、具体的な改善策が立てやすくなります。また、ポジティブが感情も記録することで、充実した毎日を過ごせるようになります。


行動と感情を一緒に記録する重要性


1日の行動を記録する際は、単に行動を記録するのではなく、その時に感じたことも併せて記録していきます。

行動した時の気づきや感情は、その時にしか感じることができない一瞬のことで、その瞬間に書き留めておかないと、すぐに忘れてしまいます。この時の記録が、後の改善に生きてきます。

その行動の背景によって対策の方法が変わる


例えば、ある仕事をやっていた時に、仕事に対するモチベーションが下がってしまった場合、単にその仕事の内容を書くだけでなく、「なぜ、モチベーションが下がってしまったのか?」を記録しておくことで、対策がしやすくなります。

・睡眠不足だった
・疲れがたまっていた
・家族の心配事があった
・別の仕事でトラブルを抱えていた

上記のようなことが仕事のモチベーションの低下の背景にあった場合、内容によって対策の方法が変わってきます。

体の不調であれば休息が必要ですし、家族の心配事であれば解決するための行動が必要ですし、別の仕事でトラブルを抱えているのなら上司に相談することもできます。

ポジティブな感情を増やすための記録


また、ポジティブに感じたことも積極的に記録していきます。

・仕事でお客様に褒められた
・営業で大口の契約が取れた
・映画がとても面白かった
・友人と食事をして楽しかった
・部屋がきれいに掃除できてうれしかった
・集中して勉強ができた

人生を楽しく過ごしていくためには、「楽しい」「うれしい」など、いかにポジティブに感じる時間を増やしていくかだと感じています。

ポジティブな感情は、高いモチベーションを保つために必要であり、経験した内容を記録しておくことで、再現性が高まります。

行動を記録する際には、その時の感情を書き留めることで、ネガティブな感情に対しては改善策を講じる、ポジティブな感情に対しては今後再現できるようにすることで、徐々にポジティブに感じる時間が増えていきます。

小さな違和感も見逃さず記録して対策する


また、日常の小さな変化も記録することで、大きな問題に発展する前に対策を立てることができます。

例えば、小さな不満や違和感が積み重なることで、大きなストレスを抱えてしまうことがあります。しかし、小さな変化も記録して見逃さないようにすれば、小さな不満や違和感を感じた段階で改善することができます。

このように、ただ単に行動を記録するのではなく、自分の感じたことを書いておくことで、行動の背景にある自分の感情や心理状況に目を向けることが可能になります。

行動へのステップ

1.1日の行動を記録して、その時の感情も記録する
2.ネガティブな事項は原因を究明し改善に結び付ける
3.ポジティブな事項はその背景、流れも記入し再現性を高めて行く
4.小さな不満や違和感も記録し、早めの対処を心がける
5.記録を定期的に振り返って、改善点を見つける