無駄な時間を過ごさないようにする方法
テーマ : 自己管理講座 1.時間管理 キーワード : 1日の行動をチェックする
この記事のポイント
時間を効率化するためには、無駄な時間を減らすことが効果的ですが、それだけでは十分ではありません。効率化できた後も、日々無駄な時間を過ごさないための習慣を身につけることが必要です。24時間という限られた時間を、自分の手でしっかりコントロールし、意識的に使っていくことが重要です
どんな1日を過ごしたいか明確な目標を持つ
時間を効率化するためには無駄な時間を削減することが効果的な方法ですが、それだけでは不十分です。時間を効率化できた後も、無駄な時間を過ごさないような習慣を身につけることが必要になります。
そのためには、1日24時間をいかに自分でコントロールして意識的に使えるようになることが重要です。
時間を自分でコントロールできるようになるには、「自分はどんな1日を過ごしたいのか?」を明確にしておくことが必要です。
無駄に浪費してしまう時間が多いと言うことは、裏返して言うと「自分はどんな1日を過ごしたいのか」という明確な目標がないとも言えます。
前日の夜に、「明日は何をやるか?」を決めておき、翌日のスケジュール帳にやるべきことを記入していきます。そして、1日が終わったら、振り返りを行います。
・計画通りに1日を過ごすことができたか?
・計画通りに行かないことはあったか?
・なぜ、計画通りに行かなかったのか?
・計画通りに1日を過ごすために何が必要か?
・計画通りに行かないことはあったか?
・なぜ、計画通りに行かなかったのか?
・計画通りに1日を過ごすために何が必要か?
この振り返りを繰り返し行うことで、計画通りに1日を過ごすことができるようになります。
定期的に時間の使い方を見直す
これは、1日が終わった時の振り返りに通じるものがありますが、自分の時間の使い方を定期的に見直すことは、無駄な時間を過ごさないためには不可欠です。
例えば、1週間に1回、1ヶ月に1回など、自分がどのように時間を使ったかを定期的に見直します。もし、1日の振り返りをやっていたら、その記録を見返すと様々な改善点を見つけることができます。
振り返りの中で、効率良く時間が使えたことについては継続して行い、無駄に時間を使ってしまったのであれば、次週・次月以降に向けて改善策を立てます。
例えば、「ダラダラとSNSを観ている時間が多かった」のであれば、「1日にSNSを観る時間は1時間以内にする」とか、「ダラダラしている時間帯に別の予定を入れる」など、具体的なルールを決めて、そのルールを日々チェックしていきます。
そして、次の振り返り時に、そのルールがきちんと守ることができたかを確認します。このような、反省と改善を繰り返して、無駄に時間を過ごさないように気をつけていきます。
細切れ時間にやるタスクを用意しておく
無駄な時間が発生しやすいのは、ちょっとした空き時間が発生した時です。また、何をしようか迷っている時に、何気なくスマホを手にしてSNSを観てしまったりするのです。
このようなことを避けるために、ちょっとした空き時間にできることをあらかじめ用意しておきます。例えば、メールの返信やデスク周りの掃除、書類整理など、短時間でできることを決めておきます。
そして、空き時間ができたら、これらをすぐにやり始めることで、無駄な時間を過ごさないようにすることができます。
疲れる前にリフレッシュする時間をとる
無駄に時間を過ごしてしまう背景に、体の疲れや集中力の低下があります。
デスクワークで長時間同じ姿勢で作業をしていると、肩が凝ってしまったり、腰が痛くなったりすることがあると思います。体が疲れてくると集中力が低下してしまい、作業効率が下がってしまいます。
そうなる前に、短時間のリフレッシュを挟むことで、集中力を落とさないようにすることができます。簡単なストレッチをしたり、イスに座ったままで背伸びをするなど、意識的にリフレッシュしていきましょう。
また、スマートウォッチの機能で、長時間デスクワークしていると、スマートウォッチが振動して、「立ち上がって動きましょう」と促してくるものもあります。このようなツールを積極的に活用するのも良い方法です。
デジタルツールを手の届かないところに置く
よくダイエットを成功させるために、食べ物を自分の近くに置かないという方法があります。
自分の手の届く範囲に、ポテトチップスやチョコがあるから、手を伸ばして食べてしまうのです。そもそも、手の届くところに食べ物がなければ、食べることができません。
それと同じで、手の届く範囲にデジタルツールを置かないようにします。とても簡単な方法ですが、効果があります。
行動へのステップ
1.どんな1日を過ごしたいのか明確な目標を持つ
2.定期的に時間の使い方を見直す
3.細切れ時間で行うタスクを用意しておく
4.疲れる前にリフレッシュする時間をとる
5.デジタルツールを手の届かないところに置く