再び家族崩壊の危機【母の病気64】

テーマ : コラム 介護
日記形式で書いています。
7月7日(在宅介護11日・入院してから171日)
昨日の夜から朝にかけて、痰の吸引はありませんでした。
午前中、訪問看護の看護師さんが来てくれました。
気管カニューレのカフの空気を抜いて呼吸をしたり、気管カニューレの先を押さえて呼吸練習や声出し練習を行いました。
言語聴覚士の方が行う発声練習を毎日続けた方が良いとのことで、今度メニューを考えてもらうことになりました。
午後に言語聴覚士の方が来て、肩のマッサージや腹式呼吸、コップに水を入れてストローで吹いたり、声出し練習、口を開ける練習を行いました。
夕方に吸入を行ったタイミングで痰が結構出て、吸引に1時間程度かかってしまいました。
母は少し疲れてしまったのか、元気がありませんでした。
弟が水餃子を作ってくれて、それを刻んだり、ミキサーにかけたり、色々工夫をして母に試食してもらったが、母の反応があまりなく、弟のモチベーションがかなり落ちてしまっていました。
その雰囲気を母も察し、さらに落ち込んでいる様子でした。
夕食後、痰の吸引をする時、母が泣き出してしまいました。
思うように食事ができないことで、弟に迷惑をかけてしまっていると思い、それで泣いてしまったようです。
私も本当に悲しくなって泣いてしまい、母が弟を呼んで謝っていました。
弟は、「食べられない物は、食べられなくても良いから、作ったものが食べられるのか、食べられないのかをはっきりして欲しい」と話していました。
母は、「夜はあまり多く食べられない」と弟に伝えていました。
家族の意思疎通がうまく行っていません。コミュニケーション不足であることを認識しました。
母は気管切開しているので話すことができない状態で、弟は口数が多い方ではないので、私が母や弟の要望を聞き取り、上手に母や弟に伝える必要があります。