不安や悩みを抱えてしまった時の解消方法
テーマ : 自己管理講座 4.メンタルヘルス
この記事のポイント
不安や悩みには必ず原因があって、その結果が不安や悩みになって表れます。「なぜ自分は、不安になったり、悩んだりしているのか?」その原因を見つけて、その原因となっているものを取り除いてあげれば、不安や悩みは解消されます。
人が不安になるのは先が見通せないから
人は誰でも、不安になったり、悩んだりしてしまうものです。悩んでいたりすると、あることないことを考えてしまったり、ドキドキしてしまったり、落ち込んでしまったり。
このような状態が続くと、食事がのどを通らなくなったり、夜眠れなかったり、朝起きるのが辛かったり、日常生活にも悪影響を及ぼします。
なぜ、不安になったり、悩んだりしてしまうのかというと、この先どうなってしまうのか分からないことが挙げられます。
未来の自分の行動がイメージできるか?
例えば、どこかに出かけることを考えてみます。
近くのコンビニに行く時は、不安に思ったりはしないと思います。コンビニに行く時の自分は、イメージできます。「お菓子とジュースを買って、レジでお金を払って・・・」
一方、会社で、いきなりパスポートを渡されて「南極へ行ってください」と言われたら、不安に思いませんか?
これは、南極へ行くと自分がどうなってしまうのか分からない、南極へ行った時の自分がイメージできていないからです。
つまり、未来の自分の行動がイメージできるかどうかで、悩んだり不安になってしまったりするのです。
不安や悩みを感じたら何をすれば良いのか?
不安になったり、悩んだりしてしまった時には、どうすれば良いのでしょうか?
私が不安や悩みを抱えてしまった時は、自分自身に次のような質問をするようにしています。「なぜ自分は、不安になったり、悩んだりしているのだろう?」
この自分自身への質問の目的は、「不安や悩みの原因を見つける」ことです。不安や悩みには必ず原因があって、その結果が不安や悩みになって表れます。
不安や悩みがあるのであれば、その原因を見つけて、その原因となっているものを取り除いてあげれば、不安や悩みは解消されます。
先ほどの「南極へ行く」という話。何も分からないと不安になりますが、「南極がどこにあるのか?」「どの飛行機に乗ればよいのか?」「飛行機代はいくらなのか?」「飛行機に何時間乗るのか?」「宿泊先は?」「宿泊代は?」など、分からないことをドンドン調べていくのです。
分からなかったことが分かるようになると、不安は少しずつ解消されていきます。
物事を前向きに考えられるようになる
これですべてのことが解決できるわけではありませんが、不安や悩みがあってもそれを解決するべく、物事を前向きに考えられるようになります。
「物事を前向きに考える」ということが非常に大切になります。
原因を見つけようとせず、ただ漠然と不安がったり、悩んだりしていても、解消されることはありません。ただ、時間が過ぎていくだけです。
人は誰でも、不安や悩みを抱えています。それは、仕方がありません。しかし、不安や悩みを解消するために、試行錯誤していく。そういう姿勢が大切なのだと思います。
行動へのステップ
1.不安や悩みを感じたら、その原因を考える
2.原因は紙に書き出して、客観的に分かるようにする
3.原因が見つかったら、解決方法を考える
4.解決方法が見つかったら、それを試してみる