チーム内で情報を共有することのメリットとは?
テーマ : コラム リーダーシップ
この記事のポイント
上司には日々業務の情報が入ってきます。これらの情報をきちんとチーム内で共有しているでしょうか?良い情報も悪い情報も、チーム内で共有することで、様々なメリットがあります。
良いことも悪いこともチーム内で情報共有する
日々チーム運営していると、上司には良いことも悪いことも情報が入ってきます。
これらの情報をチーム内で共有しているでしょうか?担当者と上司だけで情報を抱えていないでしょうか?
良いことも悪いこともチーム内で情報共有すると、様々なメリットがあります。
良いことはマネする
「良いこと」とは、「お客様から褒められた」「トラブルを上手に解決できた」「大口の契約が取れた」などです。これらは成功例と考えることができます。
この成功例をチーム内で共有することで、他の部下が真似することができます。
良いことをチーム内で共有することで、部下のスキルアップにつながります。共有した良いことを真似することで、部下が成果があげられるようになると、結果的にチームの成績向上につながっていきます。
悪いことはみんなで改善策を考える
「悪いこと」とは、「お客様とトラブルになった」「仕事の期限を守れなかった」「競合他社に契約を取られてしまった」などです。
これらの失敗やトラブルをチーム内で共有すると、様々なメリットがあります。
トラブルの解決策を1人で考えていても思いつかないことがあります。解決策を1人で考えるのではなく、チーム内で共有することで、チームメンバーみんなで解決策を考えてもらうのです。
1人で考えるよりも、みんなで考えたほうが良いアイデアが出る確率も上がります。
トラブルを抱えている当事者だと、トラブルの相手の状況が分かるので、「これを言ったらダメだろうな・・・」「さらに怒られたらどうしよう?」と考えて、無意識にアイデアをブロックしてしまうことがあります。
しかし、他のメンバーはトラブルの当事者ではないので、状況を客観的に見ることができます。そのため、当事者では思いつかないような解決策を見出すこともできるのです。
また、1人でトラブルを抱えずに、みんなで情報共有することで、トラブルを抱えている当事者のストレスを軽減させることもできます。
何でもチーム内で話せるような環境を作る
業務上の失敗やトラブルをみんなに話すのは嫌だと思います。
しかし、話さないことで解決策がいつまでも見つからず、トラブルが大きくなって、解決に時間と労力がかかってしまうこともあります。
言いにくいトラブルや失敗でも気軽にチーム内で話すことができれば、トラブルが小さいうちに改善することも可能です。
何でも話せる環境を作ることができれば、チーム内のコミュニケーションも増えます。これがチーム力向上につながっていくのです。
行動へのステップ
1.業務上の情報をチーム内で共有するシステムを構築する
2.「良いこと」を部下にまねさせることで、チーム全体の成績が向上する
3.「悪いこと」はチーム内で改善策を考えると、より良い解決策を導くことができる
4.「悪いこと」をチーム内で共有することで、当事者のストレスを軽減することができる