回復期リハビリテーション病棟に転院【母の病気26】
テーマ : コラム 介護
日記形式で書いています。
3月28日(急性期入院70日)
夕食後、病院の主治医から電話がありました。退院時には手術があって会うことができないので、今日連絡したと言うことでした。
最低3ヶ月はリハビリを続ける必要があるので、「リハビリを頑張って」と話されていました。どこまで改善するかは分からないということでした。
今後については、リハビリの内容によるが、改善の兆しがあれば、嚥下改善手術をすることができる。
もし全然回復しなければ、誤嚥防止手術というのがあって、この手術は気管と食道を完全に分離してしまう手術で、声を失ってしまうというのが最大のデメリットになり、その代わり、誤嚥をすることがなくなるので、肺炎の心配がなくなる。
主治医との電話の後、弟と話して、最終的には母の判断によるが、とにかく長く生きて欲しいというのが2人の希望でした。
場合によっては、声が出なくなるかもしれないことを覚悟しておかなければなりません。
回復期リハビリテーション病棟では入院日数が決まっていて、母の場合は最大で90日です。
この期間で、どこまで嚥下機能が回復するか?
母の頑張りに期待するしかありません。
私たちにできることは、母が気持ちを落とすことなく、前向きにリハビリに取り組んでもらえるようにサポートすることだけです。
3月29日(急性期入院71日)
大腸の内視鏡検査は、下剤を胃ろうに入れながら、夕方に検査が終わりました。特に異常はありませんでした。
主治医の話によると、次は3年後で大丈夫とのことでした。少しホッとしました。
3月30日(急性期入院72日)
回復期リハビリテーション病棟へ転院の日。
病院には10時40分頃に到着。退院の手続きを行って、病院を出発したのは12時15分でした。今回は介護タクシーを利用しました。
久しぶりに直接母と会うことができました。母は緊張しているのか、笑顔がありません。
定刻通りに回復期リハビリテーション病棟に到着。
コロナの感染対策のため、付き添いは1人ということで、私が代表で入院手続きを行うことになりました。
母がレントゲンや血液検査をしている間、主治医となる先生やリハビリスタッフの方々と面談を行いました。
先生や看護師の方、スタッフの方、皆さん優しい感じで、母もすぐに馴染めるだろうと思いました。
母と一緒に介護タクシーに乗っている間、少し緊張しているようで、あまり笑顔は見れなかったのですが、病室で動画の撮り方を教えていると、次第に笑顔が増えてきました。
入院手続き等があったので、母とは2時間程度、一緒にいました。
明日からいよいよリハビリが始まります。
夜、母からのLINEで、「転院できて良かった」とメッセージがありました。また、「急性期病院はつらかった」と本音を漏らしていました。
回復期リハビリテーション病棟で、うまくリハビリが進んで、さらに転院することなく、自宅に戻れることが一番なので、それに向けて、全力で母をサポートすることを心に誓いました。
いよいよ回復期リハビリテーション病棟でのリハビリが始まります。90日間のリハビリで、母の嚥下障害がどのくらい回復するか?無事に自宅に戻ることができるのか?これからが正念場です。母が前向きにリハビリできるように、全力でサポートすることを強く強く心に誓いました。