誰でも簡単に手帳リフィルが作れるようにエクセルで制作する方法を考えた
リフィルの制作環境遍歴は「エクセル→Visio→エクセル」

私の手帳遍歴にも書きましたが、自作リフィルの遍歴は「A5ルーズリーフ→ミニ6システム手帳→バイブルシステム手帳→A5システム手帳」となっています。
私がリフィルを自作するのに、どんなソフトウェアを使っていたかお話し致します。
はじめて自作で手帳リフィルを作ったのはA5ルーズリーフの時で、Excel(エクセル)で作っていました。
ミニ6とバイブルのシステム手帳の時には、リフィルをVisioで制作していました。Visioとは、マイクロソフトが販売している図面を制作するためのソフトです。あまり一般的なソフトではありませんでした。
A5システム手帳に移行した時に、再びExcel(エクセル)で制作するようになりました。
知人に頼まれてリフィルを作るようになった

Visioでリフィルを制作していた時に、私の自作手帳リフィルを見た知人から「私にも手帳リフィルを作って欲しい」と依頼されるようになりました。知人からリフィルデザインについて聞き取りしながら、制作していきました。
当時は「自分のライフスタイルに合った手帳リフィルを使いたい」その一心でリフィルを作っていたので、まさか他の人たちにリフィルを作ることは全く想定していませんでした。
知人のリフィルを制作しながら「市販されている手帳では物足りない人がいる」と言うことを、はじめて認識しました。
誰にでも簡単に手帳リフィルが作れるように

「市販の手帳では満足しない人がいる」このことが、ずっと頭から離れないでいました。
Visioは、専門性が高いソフトなので、ほとんど一般には普及していません。
「誰でも簡単に自分で手帳リフィルが作れないだろうか?」そう考えた時に、一番最初に思いついたのが、表計算ソフトのExcel(エクセル)でした。
「エクセルだったら、パソコンにインストールされていることが多いので、これで上手にリフィルが作れるようになれば、みんなに伝えることができるかも知れない・・・」
A5ルーズリーフを使っていた時、Excel(エクセル)で手帳リフィルを作っていた経験があったので、これをみんなに分かりやすく伝える方法を考えました。
A5の用紙に印刷を繰り返しながら、簡単に手間なく手帳リフィルを制作、印刷する方法をテストしていきました。
テストを数ヶ月続けてようやく方向性が見えてきて、手帳リフィル工房のホームページを開設し、Excel(エクセル)でA5サイズのシステム手帳リフィルを作る方法を公開しました。
リフィルの制作環境をエクセルにして正解だった

手帳リフィルを自作する時に私が一番重要と考えているのが「簡単に手間なく手帳リフィルが作れること」です。
市販の手帳ならば買ってすぐに使うことができますが、自作の場合は、リフィルのデザインを考えて、Excel(エクセル)で制作して、印刷して、はじめて使えるようになります。
自分で手帳リフィルを作る目的は、作ることではなく、実際に自分で作った手帳リフィルを使うことです。
手帳リフィルの制作を面倒と感じてしまうと、せっかく自分のライフスタイルに合った手帳リフィルが作れるチャンスなのに、途中であきらめてしまうことになってしまいます。これは、非常にもったいないことなのです。
Visioで手帳リフィルを制作していた時から感じていたのですが、日付や曜日、六曜を入れる作業が面倒に感じていました。リフィル1枚1枚に日付や曜日などを入力しなければならないのです。
マンスリーリフィルは面倒でも手で入力していましたが、デイリーリフィルは日付フリーにして手書きで日付や曜日を入れていました。
「日付や曜日を自動で入力できたら、もっとキレイに手帳リフィルができるのに・・・」
エクセルの専門書を調べてみると、Visual Basic(マクロ)でプログラムを作ると、文字や数字を自動で好きな場所に入力できることが分かりました。
「これだ!これで、自動で日付入りの手帳リフィルが作れるかもしれない」
そこで、実際作った手帳リフィルを基にプログラムを組んで、自動で日付・六曜・祝日・カレンダーを入力して1年分のマンスリーリフィルを生成することができるようになりました。
※動画はColorTime Monthly(カラータイム・マンスリー)です
この方法を使えば、1年分のマンスリーリフィルを、約4秒で制作することができます。
現在は手帳リフィル工房で公開しているスケジュールリフィルは、日付や祝日・六曜等を自動入力してリフィルを自動で作成できるようになっています。
※動画はColorTime Weekly Vertical(カラータイム・ウィークリー・バーチカル)です
※動画はColorTime Daily Vertical(カラータイム・デイリー・バーチカル)です
Excel(エクセル)を使って、自動で日付入りの手帳リフィルが制作できるようになって感じたことは「Visioからエクセルに制作環境を移行して良かった!」と言うことです。
もし、Visioのまま制作を続けていたら、自動で日付入りのリフィルを作ることができなかったからです。
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