誤嚥なくゼリーやプリンを食べられるようになった【母の病気32】


テーマ : コラム  介護  

日記形式で書いています。


4月20日(リハビリ入院22日・入院合計93日)


母は午前中、病院の外を散歩したようです。以前に比べて、歩いてもあまり疲れなくなったみたいです。日々のリハビリで、体力がついてきているのだと思います。

飲み込みのリハビリは、ゼリーとプリンを食べたようです。プリンはゼリーに比べて柔らかいので、少し飲み込みに力が必要だったようなのですが、安全に食べられたとのことでした。

言語聴覚士の方が主治医と相談して、持ち込みでゼリーやプリン、水ようかんなどのペースト状のものを持ち込んで良いことになりました。

母に、「何が食べたい?」と聞いてみたところ、「プッチンプリンと水ようかん、メロンとリンゴのゼリーが食べたい」と返事が来ました。

少しずつですが、着実に飲み込みの力がアップしています。

4月21日(リハビリ入院23日・入院合計94日)


午前中、病院へ入院費の支払いに行きました。

その後、スーパーでゼリーとプリンと水ようかんを買いました。まだ果肉を食べることはできないので、ゼリーは果肉の入っていないものを選びました。

早く母に食べてもらいたいと思い、再び病院へ向かいました。病院に届けた後に、LINEでゼリーを届けたことを伝えました。

すると、「今どこにいる?」とLINEが届き、「近くにいるよ」という返事をしたら、理学療法士の方から、「今なら窓越しではあるが、会うことができます」とLINEがありました。

病院が見えるところに移動すると、5階の窓際に母が椅子に座っていて、こちらを見て手を振っていました。

ちょっと距離が遠かったのですが、母がしきりに手を振って、涙を流しているのが分かりました。時間にして約2~3分だったのですが、とてもうれしかったです。

私も手を振っている時に少し涙ぐんでしまい、別れてから車の中で泣いてしまいました。

1月中旬から急性期病院に入院し、3月末に回復期リハビリテーション病棟に転院。

病院のスタッフの人は良くしてくれていますが、やはり1人で居ると心細いのだと思います。

直接会って話はできませんでしたが、直接自分の目で見るということが、自分の力になるというのが分かりました。

夕方に、言語聴覚士の方からLINEが届き、「ゼリーの飲み込みのリハビリをやっているが、食べた物が気管に入らず、きちんと飲み込めている」と報告がありました。

まだ入院してから3週間ですが、誤嚥することなく、きちんと飲み込めていることをうれしく感じました。

回復期リハビリテーション病棟に転院してから約3週間。ゼリーやプリンが誤嚥なく食べられるようになりました。少しずつですが、着実に飲み込みの力がアップしています。