1日の行動に対する感情を記録するタイミングは2回ある


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この記事のポイント

行動を記録する際に、その行動に対する感情を記録するには、「気がついたタイミングにすぐ書く」「1日の終わりの振り返り時に書く」の2つのタイミングがあります。この2つの方法を組み合わせることで、その瞬間の感情を記録しつつ、1日全体を俯瞰して見ることができ、より効果的に自分の行動や思考のパターンを把握することができます。


気がついたタイミングですぐ書く


行動を記録する際に、その行動に対する感情や気づきを記録するタイミングは、大きく分けて2つあります。1つ目は「気がついたタイミングにすぐ書く」、2つ目は「1日の終わりの振り返り時に書く」です。

まず、1つ目の「気がついたタイミングにすぐ書く」についてですが、これは、行動記録をする際に自分の感じたことをリアルタイムに書くと言うことです。

その時に感じた瞬間と言うのは、細かい感情や気づきが頭の中に残っています。このような瞬間的な気づきはあっと言う間に忘れてしまいます。

ちょっとしたアイデアを思いついて、何かに記録しようとして、メモを探していたら、すぐに忘れてしまったことは、誰でも経験したことがあると思います。

忘れる前にすぐ書き留めることで、その時の感情や状況を正確に記録することができて、後から振り返った時に、より詳細な分析が可能となります。

1日の行動を記録する際は、その時に感じたことも一緒に記録した方が良い理由



1日の終わりに振り返る


次に、「1日の終わりの振り返り時に書く」についてですが、これは、寝る前に1日の出来事を振り返ると言うことです。

1日全体を振り返ることで、1日の流れやそれぞれの出来事の関連性に気がつくことができます。

例えば、仕事Aをしていた時にモチベーションが下がっていたとします。

そのモチベーション低下の原因が、仕事Aそのものが原因なのか、もしくはそれ以外の出来事が原因なのかを分析する必要があります。

もしかしたら、仕事Aをする前に、別の仕事Bでミスをして上司に怒られてしまったため、モチベーションが下がったまま、仕事Aをしていたかもしれません。

モチベーション低下の原因が、「仕事Aならば、仕事Aの改善策を考える」「仕事Bならば、仕事Bの改善策を考える」と言ったように、原因の内容によって、改善策が異なるのです。

私たちは感情のある生き物なので、1日を通じて感情の起伏があります。その感情の起伏を、1日全体を振り返ることで把握することができます。

感情の振り返りと自己分析


先の例で、仕事Aをしていた時はモチベーションが下がっていたが、夜にはモチベーションが回復していたとします。

なぜ、低下していたモチベーションが回復していたのかを自己分析することで、どうやってモチベーションを回復したのかを知ることができます。その方法が分かれば、また同じようなことが発生した時に、短時間でモチベーションを回復できるかも知れません。

このように、1日の終わりに振り返る時間は、自分自身を冷静に見つめなおすための貴重な時間でもあります。1日に起きた出来事を振り返り、感じたことや気づきを整理することで、自分の行動や感情のパターンにも気づけるようになります。

「気がついたタイミングにすぐ書く」「1日の終わりの振り返り時に書く」の両方のタイミングを組み合わせることで、その時の細かい感情や思考を逃すことなく記録し、また、1日の流れをを見ながら自分の行動や思考の傾向を把握することができるようになります。

行動へのステップ

1.行動を記録する際に、その時の感情を記録する
2.1日の終わりに1日全体の気づきや感じたことを振り返る
3.振り返りから自分の行動や思考パターンを分析する