回復期リハビリテーション病棟を退院し、在宅介護スタート【母の病気54】
テーマ : コラム 介護
日記形式で書いています。
6月27日(在宅介護1日・入院してから161日)
回復期リハビリテーション病棟の退院日。
8時30分に自宅を出て、9時前に病院に着きました。受付を済ませ、コロナ対策のため、私だけ病棟へ行きました。
待合室で待っていると、母がやってきました。
母が握手をしてきました。その手は力強かったです。母が握手をしてきたのは、最初の手術をする直前以来でした。その時も、力強く私の手を握ってきたのを思い出しました。
力強い握手は、「私は大丈夫だよ!」という、息子に心配かけないようにする、母の意思表示なのだと感じました。
ただ、体重が減ったのか、少し小さくなったような印象を受けました。
その後、薬剤師さんから薬を受取り、看護師さんが母の荷物をカートで持ってきてくれました。
帰り際、母が仲良くしていた患者さんや看護師さん、スタッフの方々がお見送りをしてくれました。
9時30分に病院を出て10時に自宅に到着。
10時30分に在宅診療の先生が来て診察。特に問題ありませんでした。
11時に訪問看護の看護師さんが来ました。看護師さんとは初めて会うのですが、かなりスキルの高い人だと感じました。
12時30分に、訪問看護の言語聴覚士の方が来て、母の食事を見てくれました。
昼食は、お粥とレトルトの介護食を食べました。二度ほど、少しむせる場面がありました。お粥はあまり食べられず、レトルトの介護食は、ほぼ完食しました。
午後は痰の吸引を行いながら、母と過ごしました。痰の吸引は、1時間に1回程度行いました。
気管切開しているので気管カニューレには人工鼻がついていて、痰が上がってくるとフィルターに付着してしまうのですが、フィルターに汚れがついていないので、1日は使えそうな感じがします。
夕方に急性期病院の担当医から電話があり、胃ろうと症状の確認がありました。
胃ろうの交換時期が9月中旬になっているので、そのタイミングで外来の診察をすることになりました。
夕食は、お粥とロールキャベツを刻んでとろみをつけたものを食べました。ほぼ完食できました。
19時30分に再び訪問看護の看護師さんがやってきて、吸入を行いました。
21時に寝室に行き、痰の吸引を3回行いました。
「気管カニューレが取れるまで1年から2年かかる」という話を母にしました。母は「仕方がないね」と言ってので、理解してくれたのだと思います。
22時30分頃、痰がつまってとても苦しい表情になり、弟に大声で呼ばれました。痰を吸引したことで苦しさは治まったようですが、とてもビックリしました。
就寝後は、23時30分、1時30分、3時30分に弟が痰の吸引を行いました。
とても長い1日でした。かなり疲れてしまいました。今日から在宅介護が始まります。色々と不安なことが多いですが、焦らずゆっくり母とリハビリを続けていきたいと思います。