部下に嫌われる最大の理由とは何か?
テーマ : コラム リーダーシップ
この記事のポイント
「部下に嫌われているのではないか?」と悩む上司は多いと思います。部下は上司の立ち振る舞いをよく見ています。「上司は誰のためにいるのか?」の基本に立ち返ることで改善策が見えてきます。
もしかしたら、部下に嫌われているのではないか?
「部下が自分の言うことを全然聞いてくれない。もしかしたら、自分は部下から嫌われているのではないか?」このように悩んでいる上司は多いと思います。
なぜ、部下に嫌われてしまうのでしょうか?
上司は自分のために動いてはいけない
部下に嫌われてしまう理由。
それは、「上司が自分の利益や保身しか考えていない」と部下に思われているからです。
「部下の手柄を自分のものにしてしまう」「いつも言い訳をする」「部下の意見を聞かない」「すぐ怒る」など。
他にも色々とあると思いますが、上司が自分自身の為だけに仕事をしていると、部下はそれを見抜きます。
上司の仕事とは何か?
「上司の仕事とは何でしょうか?」
それは、部下の能力を最大限発揮してもらい、チームの成績を上げ、それを会社の貢献につなげていくことです。
部下が成果を上げるということは、それがチームの成績となり、上司の成績にもつながっていきます。
部下の成績が良過ぎると、「上司の面目がつぶれてしまう」とか、「立場が逆転して、尊敬されなくなってしまう」と思われがちですが、そうではありません。
そもそも、上司と部下に求められているスキルが違うからです。
部下の成長を願う上司は慕われる
いつも部下の成長を願い、部下のために動いている上司は、部下に信頼され、尊敬されます。
自分の能力を発揮させてくれる環境を提供してくれる上司は、部下から尊敬されています。
部下が上司より優秀になるという事は、部下の能力を最大限発揮できる環境を創り上げる、上司の能力の高さなのです。
優秀なスタッフが優秀な上司になれるとは限らない
上司に求められているスキルは、スタッフ時代に身につけたスキルとは異なります。
優秀だったスタッフが認められて上司に抜擢されたのに、チームをまとめられずに、チームの成績が思うように上がらないというケースはたくさんあります。
例えば、高校野球のキャプテンが補欠というケースは、聞いたことがあると思います。それはプレーヤーとしてのスキルと、チームをまとめ上げるスキルが異なるからです。
野球のプレー能力が低かったとしても、人をまとめるスキルが高ければ、チームのキャプテンになることも可能なのです。
「名プレーヤーが必ずしも名監督にはならない」と言われていますが、仕事でも同じことが言えます。
上司になったら、上司に必要なスキルを身に着けていく必要があるのです。
行動へのステップ
1.上司は自分のために仕事をしない
2.上司と部下に求められるスキルは異なることを理解する
3.上司は部下の能力が発揮しやすくなる環境を整える