営業日報リフィルを作って、チームの営業力をアップさせる
ある同僚の話
これは私の同僚が前職で勤めていた会社のお話です。その同僚は、営業職として客先に商品を納入する仕事をしていました。朝から夕方まで、ほぼ1日、客先を訪問。
営業職なので、営業日報を毎日書いていたそうなのですが、その日報を帰社してから2~3時間かけて書いていました。
毎日、営業日報を書かなければならないので、仕事が終わるのが夜10~11時になっていたようです。
日報を数時間かけて書いたにもかかわらず、上司が見ているか不明だったそうです・・・
私はその話を聞いて愕然としましたが、もしかしたらそういう会社が多いのかもしれません。
エクセルで営業日報リフィルを制作する
大手企業になると、ウェブ上で営業日報を入力するシステムがあるようですが、まだまだ一般的ではありません。
通常は、A4サイズの用紙などで日報を作ることが多いかもしれません。その日報を終業近くに記入して、帰り際に提出する会社が多いと思います。
もし、紙に印刷した営業日報を使っているのであれば、A5サイズで作ってみてはいかがでしょうか。
A4サイズよりもA5サイズであれば、持ち運びもスマートです。
A5サイズ見開きを1日として、スケジュールや客先での打合せ内容を記録。仕事が終わって帰る前に、1日分の営業日報リフィルをコピーして提出。
これで、終了です。
帰社してから、1日の仕事を思い出しながら日報を書くよりも、実際に営業活動をしている時にそのまま書いた方が、その時の状況や考えもリアルになります。
この日報を活用する最大のメリットは、日報を書く時間を大幅に短縮できることです。
営業職であれば、スケジュール管理をするため、手帳に日々の予定や営業成績、打合せ内容やメモを記入していると思います。
つまり、手帳と営業日報をひとつにまとめてしまうのです。
どうやって営業日報リフィルを作るか?
もしあなたが部下を抱える管理職の立場にいるならば、あなたが把握しておきたい内容を営業日報リフィルに盛り込みます。
このような営業日報リフィルも、エクセルで簡単に作ることができます。
実際に営業日報リフィルを部下に渡して使ってもらいます。これで、あなたのチーム専用の営業日報リフィルが完成です。
営業日報リフィルを作る上で注意することは、「できるだけ短時間で成果を上げる仕組みを作り上げること」です。
日報の改善案は部下に出してもらう
営業日報は、上司が把握しておきたい内容を記入してもらうことが大前提ですが、部下の成長につなげられるような項目も必要です。
もうひとつ大切なことが、「誰がその営業日報を書くのか?」と言うことです。
定期的にスタッフから「どうすれば書きやすくなるのか?」をヒヤリングして随時改良を重ねていきます。
効果的な改善案を出した部下には報奨金を出すなど、積極的に案を出してもらう工夫も必要です。
そうすることで、部下が書きやすく、上司が見やすく、チームと個人の成長につながるような営業日報を作ることができます。